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黒髪死にゆく季節到来告げて

 

別に今後何か関わりがあるわけじゃない。

いや、もうほぼ、ほぼほぼ、もっとだな。ほぼほぼほぼほぼほぼぼぼぼ、関わることはない。

向こうからすれば、ワタシが何しようがアンタには関係ないし。その逆もまた然り。可逆的にもう人生に影響を与えることはない。

というかあなた方とはまともに話したことがない。

 

話したことはないんだけど、あなた方の髪の色が明るくなるとなんか喪失感を感じでしまう。

 

いや、あなた方だけじゃない。

大学で会う髪の明るい女子のほとんどに対してだ。初対面の子にも、もっと言うと対面したわけでなくてもだ。視界に入っただけでだ。

だけで虚しくなる。ひとり勝手に。

 

勘違いしていただきたくない。ここまでの文書で「染めるな」という旨の記述はしてないしそんなつもりは毛頭ない。

あなたは飼ってた犬が死んだ時に犬を責めないでしょう。それと同じだ。同じだよ。同じだ。それと一緒で別に悪いことじゃない。もはや自然の摂理だ。ど定番だ。

 

これは僕の問題だ。正直叫びそうになる。

 

駅で久々に会った友人が化粧が上手くなってて、オシャレになってて、そして茶髪で。

綺麗なお姉さんだ。でも僕の知ってる◯◯さんじゃない。いや、それで良いんだよ。◯◯さんであることを無理強いするわけじゃない。もうそうあるべきじゃない。「◯◯さん」の季節は終わったんだ。終わったんだけど、もう知らない人みたいだ。◯◯さんじゃなくていい。そんなの誰だっていい。

僕の知り合いから◯◯さんが抜け落ちたように思えた。

別に悪いことじゃないんだ。これは僕の問題だ。

 

またそんな季節になる。黒髪死にゆく季節になる。恐ろしいことです。